レーシック手術中にまばたきして目が動いて失敗する可能性は？

レーシック手術で使うレーザーには、目の動きを追尾して照射位置を調整してくれるトラッキングシステムが付いています。そのため、基本的には目が動いてしまったとしても問題ありません。仮に、手術中に地震が起きてしまったとしても、やはり目の動きをきちんと追尾してくれます。
 

とはいえ、いくら動かしても大丈夫ということではありません。いくら目の動きを追尾できると言っても、それはあくまでも追いかけているのであって先読みしているわけではありません。そのため、目が動けばほんの一瞬ですがレーザーの照射位置がずれてしまうことになります。いくら追尾してくれるとはいえ、なるべく動かさない方が良いということではあります。
 

また、レーザーのトラッキングシステムの性能は、使用する機器によって違います。これは手術料金に直結する部分ですので、あまり安いものを選ぶことは手術の安全性を考えると良くないといえます。実際にレーザーの照射位置がずれてしまうと、想定していなかった形に角膜が削れてしまうため、乱視になってしまったり、物が見えづらくなってしまったりということがあります。
 

目が動くこと以外に多い心配事は、手術中まばたきを我慢できるかということでしょう。これについては、全く心配いりません。なぜなら、手術中は目を開いた状態で固定されてしまうため、まばたきをしたくてもできないのです。
 

レーシック手術に使用する機器は、年々進化を遂げています。そして、コンピュータ制御により行う部分が増えることによって、正確で安全な手術が行えるようになっているのです。