レーシックの年齢制限に注意！

レーシック可能年齢の下限は？

レーシック手術を受けるには年齢制限があり、ほとんどのクリニックでは20歳以上、一部のクリニックでは18歳以上（保護者の同意が必要）となっています。
 

なぜ年齢制限を設けているのかというと、目の成長が止まってからでなければレーシック手術を受けても短期で再びよく見えなくなってしまう可能性が高いからです。
 

レーシック手術というのは、目が良く見えないという病気を完治させる手術ではありません。角膜を削ることによって屈折率を調整し、見え方を変化させる手術です。一度削ってしまった角膜はもう戻りません。
 

そのため、目の成長期に角膜を削って見え方を変化させてしまうと、その時点では見え方が改善したとしても、その後目が成長すればその削った角膜が合わなくなるので、すぐに見え方が悪くなってしまいます。
そこで目の成長が止まるまでは手術しないよう年齢制限を設けているのです。
 

レーシック可能年齢の上限は？

レーシック手術を受けられる年齢制限には、下限だけではなく上限もあります。年齢の上限はだいたい60歳くらいに設定されることが多いようです。その理由の1つには老眼が挙げられます。
 

老眼は、目のレンズが加齢により柔軟性を失い、ピントの調整機能が衰えることです。そのため、通常は見えやすい近くも見えにくくなってしまうのですが、決して遠視とイコールではありません。
 

極度の近視の方は、仮に老眼になっていたとしても、もともと近くにピントが合っているため自覚症状がない場合が多いのですが、レーシックによって近視が矯正されることで、結果として近くが見えにくくなってしまう可能性があるのです。

※その他にも白内障など、レーシックでは改善できない視界の不良がある場合もあります。